清見寺 建物の概要
本堂は桁行21.5m、梁間17.6m、入母屋造、桟瓦葺の建物で、
棟札により文政11年(1828年)に建築されました。
本堂の西側には大玄関が接続しており、桁行6.0m、梁間4.9m向唐破風造、
銅板葺の建物で、元和2年(1616年)の建築と考えられています。
本堂は大正10年と昭和47年に屋根の葺き替えや部分的な修理が行われています。
保存修理工事の概要
清見寺は朝鮮通信使遺跡として境内が国の史跡に、庭園が国の名勝に指定されています。
本堂は庭園の南側に位置しており、庭園を望む建物として重要な役割をもっていますが、近年雨漏りが激しくなり、屋根の全面葺き替えを主とした保存修理工事を行うことになりました。
保存修理事業は、国・静岡県・静岡市の補助を受け、平成15~16年度の2ヵ年で実施しました。
正面広縁の養生前。
工事中に傷をつけないために壁の養生から始めます。
正面広縁の床養生をしました。
下間部分の養生前です。
下間部分の床養生工事です。
工事中に雨風を防ぐ素屋根側面です。
重機が使えないため、すべて人手で施工しました。
素屋根正面です。
徳川家康公御手植えの臥龍梅がありますので緊張の連続です。
素屋根と囲いが重機なしで完了しました。
屋根瓦をすべて撤去して野地板の改修工事にかかります。
棟と妻側部分です。
小屋組み現況
本堂屋根野地板
屋根の野地板完了前
屋根瓦の取り付け工事が始まりました。
文化財保存修理工事が完了しました。
文化財保存修理工事の報告書です。
本堂改修工事の後に仏殿改修工事も施工させていただきました。
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